※ネタバレ注意※
愛人を持つことを推奨します。 (1/1)
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【日間1511位】愛人を持つことを推奨します。
pt:24 | 部分数:1 (短編) | 作者:夏月 海桜
《 あらすじ 》 【作者注意書き】 一旦離れてまた元通りの関係を“元サヤ”と称するのであれば、本作は元サヤでは有りません。 最初から最後まで主人公のお相手は婚約者です。 婚約者と婚約解消や婚約破棄をしないで、結婚に至ります。 主人公が目指すのは仮面夫婦です。 婚約者(後の夫)は、クズだし愚か者です。 後悔先に立たず、という言葉は婚約者のために存在するくらい後悔します。 でも主人公の気持ちは「後悔? 知らんがな」の一択しか有りません。 主人公は自力で幸せを掴みますが、恋愛的なハッピーエンドでは無いことを明記しておきます。 ですので、恋愛的なハッピーエンドが読みたい方は回れ右でお願いします。 【あらすじ】 私を優先して欲しい、と。 お願いした。 私だけを見て、というのはさすがに我儘だと思っていたから言わなかったけど。 叶えられたことはない。 婚約は継続以外の道は無い。 つまり私とお父様がどれだけ望まなくても彼と結婚する以外の未来はない。 彼……リグリスと、私……イオリの結婚は国の一大事業が絡む政略結婚だから。 私と彼だけじゃない。 他に二組もその一大事業に絡む政略結婚が結ばれていて私と彼の関係が崩れてしまえば他の二組の政略結婚の話は元より、もしかすると他の貴族家の婚約にも影響してしまうかもしれない。 私と彼の関係は、それくらい周りも慎重になるような関係。……全く彼はその辺のことを考えていないけれど。 取り敢えず私は、彼のことは諦めて自分の幸せを探すことにした。