【日間1915位】【書籍化】姉に婚約者を奪われたスペアの聖女ですが、捨てられた先で政略結婚の旦那様から溺愛されています【コミカライズ進行中】 

pt:18 | 部分数:41 (完結) | 作者:結生まひろ@4/30騎士好き聖女コミカライズ連載開始

《 あらすじ 》

【書籍化決定!コミカライズも進行中です!ありがとうございます!!】

「聖女の仕事を双子の姉に押し付け、他の男に色目を使っている君との婚約は破棄する!」

そう言われて、子爵令嬢のモカは〝呪われた騎士団〟と呼ばれている辺境騎士団団長に嫁ぐことになった。

しかし本当は逆で、姉がモカに聖女の仕事を押し付けていた。

寝る間もなく働いて倒れる寸前だったモカは、このきつい仕事から解放されるならと、喜んで嫁ぐことに。

恐ろし噂がたくさんあり、誰も嫁ぎたがらない彼は一体どんな人かしら?
そう思っていたけれど、実際に会った団長様はとても素敵な人だった。

「君が嫌々ここに来たのはわかっている。だから夫婦らしいことは求めない。自由にしていい」
「え? 本当に?」

やった……! やっと、重労働から解放されて自由に生きられるのね……!

でも暇だから、騎士団で料理や掃除を手伝いましょう。まぁ、手伝うなんておこがましいくらい、少ししかやっていないけど。

「また料理や掃除を手伝ってくれたのか。何もしなくていいと言っているのに」
「いいえ! 手伝ったというほどのことはしていません!」
「……十分助かっている」
「え?」

騎士たちに感謝され、旦那様との距離も縮まっていく。

そんなある日、かつてこの騎士団に呪いをかけた魔物が現れるのだが……。

※以前書いた短編の、長編版です。
※タイトル変更しています。